自動車点検基準改正
−大型・二輪自動車、被牽引自動車をご使用の皆様へ−

自動車点検基準改正 平成19年4月1日施行



■大型車 ホイール・ボルト関係の点検が義務付けられます。

※大型車 車両総重量8トン以上のトラックまたは乗車定員30人以上のバス
● ホイール・ボルト関係の点検が義務付けられます。
●大型車の車輪脱落事故が多発していることから、事故の防止対策としてホイール・ボルト関係の点検項目を日常点検及び定期点検項目に追加することになりました。

■二輪自動車 点検基準が見直しが行われます。
●二輪の小型自動車の自動検査証の初回有効期間が2から3年になります。
●二輪の小型自動車及び二輪の軽自動車の6月点検を廃止するとともに点検基準が見直されます。
定期点検は1年点検及び2年点検。

■被牽引自動車 定期点検の点検項目が明確になります。
●被牽引自動車の定期点検の点検項目について、一般の大型自動車等の区分から分離されます。これにより、3月点検では20項目、12月点検では33項目となります。

●その他、燃料装置の配管を固定するクランプについて、ゴムの劣化等がないか点検が必要です。

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−追加された大型のホイール・ボルト関係の点検案内−
※大型車 車両総重量8トン以上のトラックまたは乗車定員30人以上のバス

■日常点検

1:目視での点検

● ホイール・ナットの脱落やホイール・ボルトの折損はないか。
● ホイール・ボルトのまわりにさび汁がでた痕跡はないか。
● ホイール・ナットから突出しているホイール・ボルトの長さに不揃いはないか。

2:点検ハンマなどを用いての点検

● ホイール・ボルトの折損やホイール・ナットの緩みがないか、ホイール・ナットの下側に指を添えて点検ハンマでホイール・ナットを叩いたときに、指に伝わる振動が他のホイール・ナットと異なったり、濁った音がしないか。

■3月点検

1:JIS方式のシングル・タイヤ及びISO方式のタイヤの場合

● トルク・レンチを用いるなどによりホイールナットを規定トルクで締め付けます。

2:JIS方式のダブル・タイヤの場合

● ホイール・ボルトの半数(1個おき)のアウター・ナットを緩めて、インナー・ナットをトルク・レンチを用いるなどにより規定
トルクで締め付けます。
● 次に、緩めたアウター・ナットをトルクで締め付けます。
● その後、ホイール・ボルトの残りの半数のアウター・ナット及びインナー・ナットについても同様措置を講じます。

■12月点検

1:ディスク・ホイールを取りはずして行う点検
 (目視などにより次の点検を行います。)
● ホイール・ボルト及びホイール・ナットに亀烈や損傷はないか。
● ホイール・ボルトに伸びはないか。
● ホイール・ボルト及びホイール・ナットにさびの発生はないか。
● ホイール・ボルト及びホイール・ナットのねじ部につぶれ、やせ、かじり等の異常はないか。
● ディスク・ホイールのボルト穴、飾り穴のまわり及び溶接部に亀裂及び損傷がないか、ホイール・ナットの当たり面に亀裂及び損傷及びへたりがないか。
● ディスク・ホイールのハブへの取付面、・ディスク・ホイールの合わせ面に摩擦や損傷がないか。

2:ディスク・ホイールを取り付ける際に行う点検

● ディスク・ホイールのハブへの取付面ディスク・ホイールの合わせ面、ホイール・ナットのねじ部等を清掃し、さび、ゴミ、泥、追加塗装等の異物を取り除きます。
● ホイール・ボルト及びホイール・ナットの潤滑

●JIS方式:ホイール・ボルト及びホイールナットのねじ部並びにホイールナットの当たり面に規定の油類を塗布します。
●ISO方式:ホイール・ナットねじ部及びホイール・ナットとワッシャとの間にのみ規定の油類を塗布します。ホイールナットの締め付けは、対角線順に2〜3回に分けて行い、最後にトルク・レンチを用いるなどにより規定トルクで締め付けます。
● インパクト・レンチで締め付ける場合は、締付時間、圧縮空気圧等に留意し、締めすぎないように十分に注意を払い、
最終的な締付けは、トルク・レンチを用いるなどにより規定トルクで締め付けます。

3:注意事項
●JIS方式のダブル・タイヤの場合は、インナー・ナットについて[1]ディスク・ホイールを取りはずして行う点検及び
[2]ディスク・ホイールを取り付ける際に行う点検を行った後、アウター・ナットについてインナー・ナットと同様に点検を行います。

●ディスク・ホイールの貼り付け後、ディスク・ホイールの取付状態に適度な馴染み生じる走行後
(一般的に50〜100km走行後が最も望ましいとされています。)、3月点検に示す方法でホイール・ナットを締め付けます。

●誤組防止のため、ディスク・ホイールの種類(スチール製、アルミ製)に合ったホイール・ボルト及びホイール・ナットを使用してください。

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−ホイール取付の作業時の注意事項−


1.ディスクホイール、ハブ、ホイールボルトの清掃
●ディスクホイール取付面、ホイールナットの当たり面(球座面)、ハブ取付面、ホイールボルト、ナットの錆やゴミ、泥などを取り除きます。
ディスクホイール取付面やホイールナットの当たり面(球座面)ハブ取付面への追加塗装は行わないでください。
暑い塗膜は、ホイールベルトの緩みや損傷の原因になります。

2.ホイールボルト、ナットのネジ部の潤滑
●ホイールボルト、ナットのネジ部の(座面部)に、エンジンオイルなどの潤滑剤を薄く塗布します。
潤滑剤は、お車の取扱説明書に記載されている油脂を使用してください。
二硫化モリブデン入りのオイルやグリースなどは、絶対に使用しないでください。
過大締付けとなり、ホイールボルト損傷などの原因となります。

3.ホイールナットの締付け
●ホイールナットの締付けは、対角線順に2〜3回い分けて行い、最後にトルクレンチなどを使用して規定のトルクで締付けます。※インパクトレンチで締付ける場合は、エアー圧レギュレーターの調整や締付け時間に十分注意して、締めす
ぎないようにしてください。最後にトルクレンチなどを使用して規定のトルクで締めます。
●ダブルタイヤは、最初に内側のタイヤのインナーナットを同様の手順で締め付けます。

−規定締め付けトルク−
この締め付けトルクは、ホイールボルトが8本のホイール(JIS方式)の場合です。
ホイールボルトが6本〜10本など、その他のホイールの場合は、お車の取扱説明書に記載されている値で
締付けください。

4.ホイールナットの増し締め
●ホイール取付後の走行による初期なじみによって、ホイールの締付け力が低下します。取付後、50〜100km走行を目安に、
ホイールナットの増し締めを行ってください。
増し締めは3ヶ月定期点検時の注意事項「(1)ホイールナットの緩み点検の方法で行います。

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