ATF(オートマチックトランスミッションフルード)交換作業マニュアル
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特に注意する
ポイント
しっかり見て確かめる
ポイント
においをかいで
確かめるポイント
お客様からよく聞き
出すポイント
細心の注意をはらい
作業するポイント

 交換前
交換経歴のチェック
交換が適切かどうかを見極める
体感できる異常はあるか? 変速ショックの増大、エンジンの空吹き、ギヤーの滑り、変速点の不良、低温始動性の悪化など、すでにトラブルが起こっているATに新しいATFを入れてもトラブルの解決にはなりません。

走行距離が60,000km以上の場合 60,000km以上ATF無交換の場合は、ATFの劣化がかなり進んでいると考えられ、特に注意が必要です。通常より厳しい目でチェックするように心掛けてください。

油温が高くなった状態での長時間走行があったか? ATFが高温にさらされての長時間走行は、ATFの劣化を早め、トランスミッション自体のトラブルを引き起こしている可能性があります。

急発進やATの2速ロック状態の多用があったか? 急発進を多用したり、ATセレクトレバーロック状態(2速ロック状態)での長時間走行が続いたクルマは、トランスミッションのオーバーヒートによるトラブルの可能性が高くなります。

出力アップにつながる改造等をしているか? コンピュータ等、エンジンの出力アップにつながる改造をしている場合、駆動系に高負荷がかかり、一般車よりもATトラブルの可能性が高くなります。

4WD車の場合悪路走行を頻繁に行ったか? 悪路走行を頻繁に行った車は、駆動系に高負荷がかかり、一般車よりもATトラブルの可能性が高くなります。

過去にオーバーヒートを起こしていないか? オーバーヒートはATFの過熱化を起こす原因となります。その結果ATFが劣化して、クラッチを滑りやすくしたり、燃損させてしまうことがあります。オーバーヒートした場合は、必ずATFの交換が必要です。
 交換前
交換車輌及びATFの色をチェック
色の変化が判断の材料
偏平タイヤを装着しているか? 偏平タイヤ装着の場合は駆動系に高負荷がかかり、一般車よりもATトラブルの可能性が高くなります。

オイルパンにへこみなどの変形や破損、オイル漏れがないか? 外壁であるオイルパンと、内部にあるバルブボディのすき間はわずかしか無い為、オイルパンの破損がそのままATのバルブボディの破損につながっている可能性があります。

焼けたようなニオイがしないか? 目で見るだけではなく、ニオイを嗅いでチェックすることも重要です。ATFが焼けたようなにおいがする場合、クラッチバンドが焼けている可能性があります。クルマかAT本体、どちらかにトラブルが発生していると考えられます。

ATFの色をよく観察する ATFは通常、透明度の高い赤色をしています。(エンジンオイル等と識別する為)一度、新油の色を見て覚えておくと良いでしょう。また、ATFに変色が見られるときは、すでにAT内部でトラブルが起こっている可能性があります。この場合、ATFを交換しても無駄ですので作業を中止するようにしてください。
交換直後の新しいATF
やや濃い褐色がかった赤
透明度がなくなり黒ずんでいる
問題なし
問題なし
ATF交換中止
乳化し濁っている
使用限度を超え金属粉が混入している
ATF交換中止
ATF交換中止
 交換前
ATFの量をチェック
規定油量は厳密に!多くても少なくても×
現在のATFのチェックについては交換作業終了後の油量確認方法を参照してください。

多すぎ・少なすぎは要注意 規定油量は厳密に守ることが重要です。油量が多すぎると内部の抵抗が増し、油量が少なすぎると磨耗等のトラブルを起こす可能性があります。
→ATF交換中止
 交換中
ATFの交換作業
作業はあくまで最終工程ATFチェンジャーのマニュアルにしたがって交換してください。
レベルゲージでの測定時の注意
 実際の交換作業自体は、特に難しいものではありません。ただし、熟練スタッフでも見落としやすい注意点があります。それは、作業に際して軍手や布ウエスを使ってはいけないということです。布素材は、チリやホコリがつきやすい特徴をもっています。たとえ、肉眼では見えない程度のチリやホコリであっても、ATFに混入するとストレーナーなどが目詰まりを起こしてATが誤作動する危険があるのです。
 @軍手を使わない。Aウエスは紙製を用いる。Bチェンジャーノズルを清潔に保つ。作業時には、この3つの注意事項を厳守するよう努めてください。
 また、レベルゲージを用いる際には、何度も計測を繰り返さないよう注意してください。余分なフルードが付着して、正確な測定ができなくなります。
 交換後
交換作業終了後
のチェック

油量を必ず再確認する
油量の再確認を忘れずに!ATF交換の唯一・最大のポイントです。 ATF交換後、もう一度油量のチェックを行ってください。十分な暖機も忘れずに。ATFは、多すぎても少なすぎてもATトラブルのもとです。あなたの判断が愛車の状態を左右します。正確かつ慎重な作業を心掛けてください。

@エンジン暖機後、約10〜15分間走行します。
A水平な場所に停車させ、シフトレバーをPレンジに入れます。
Bフットブレーキを踏み、セレクトレバーを全てのポジションに動かしフルードをAT各部に行き渡らせた後、Pレンジに固定します。(三菱、スズキ車はNレンジ)
Cエアコンを止めます。
Dレベルゲージを拭き、再び戻してからアイドリング状態のままで油量を点検します。(ホンダ車を除く)
【判定基準】
フルードが冷えてる時:COLDの範囲内であれば適量(その後必ずHOTにて点検
フルードが暖まっている時:HOTの範囲内であれば適量

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