| ■ 2輪車用4サイクルオイルを選ぶ新たな基準 |
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| ・2輪車用4サイクルオイル規格 JASOT903規格制定の経緯 日本は世界有数のの2輪車用4サイクルエンジン生産、輸出国にもかかわらず、API(米国石油協会)のような品質規格、試験法がありませんでした。従来からあるAPI規格、ILSA規格及びACEA規格等は4輪車用エンジンへの適応を前提としており、最近の傾向として省燃費対策が強く要求されるようになったため、基本構造の違う2輪車用4サイクルオイルには適合しないものも増えてきました。 このような背景から1998年3月(社)自動車技術会により「2輪自動車―4サイクルガソリンエンジン油(JASOT903)」規格が制定されました。 JASOT903規格が制定されたことで、消費者が2輪車用4サイクルオイルを購入する際の選択基準が明確となり、2輪車用4サイクルオイルのトラブルの減少が期待できます。 ・JASO規格 MAとは? 4サイクルオイルの標準的な試験に加え、クラッチのすべりの原因となる摩擦性能試験やギアの摩擦、極圧、せん断によるオイル劣化を防ぐ為のせん断安定性試験等2輪車に求められる試験(JASO T903規格)の結果に基づき、生産者が品質を保証しています。オイルの特性によりMA、MBの2グレードあります。 MA 「せん断安定性」に特に優れた適性をもつ2輪車適合4サイクルオイル規格 MB 「低摩擦性特性」に特に優れた適正をもつ2輪車適合4サイクルオイル規格 ・2輪車用4サイクルオイルに求められる性能は? @高いせん断安定性 4輪車と違い、ミッションやクラッチ等を同時に潤滑する為、2輪車用エンジンオイルは常に強いせん断を受けますので、せん断安定性が低いとオイルに含まれている粘度指数向上剤が切断され、粘度性能の急激な低下を引き起こします。粘度性能は、オイルの重要な性能なので変化を防ぐ為、高いせん断安定性が求められます。 A高い酸化・熱安定性 2輪車エンジンは水冷と空冷の2タイプがありますが両タイプとも油温が高く、時には160℃を越えることもあります。このオイルにとって過酷の条件に対応する為、高い酸化安定性と熱安定性が求められます。 B高い油膜保持性 4輪車と比較すると非常に高い回転数や高負荷状態で運転されることが多いので潤渇している油膜が切れやすく、そのことが異常磨耗や焼きつきの原因になることがあります。この状態になることを防ぐ為に高い油膜保持性が求められます。 C摩擦低減剤の有無 4輪車用エンジンオイルに多く含まれている摩擦低減剤は、添加することによりエンジン内部の各機構の摩擦が下がり高出力、省燃費に役立ちますが2輪車の場合クラッチやトランスミッションが同一構造になっているものが多いので、過度の摩擦低減が起こることもあります。しかし予め摩擦低減剤入りオイルを指定して開発されている車両もありますので、マニュアル等で確認した上でオイルを使用する必要があります。 |
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